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Liquid UI for Excel
Liquid UIはSAPとExcelの間をつなぎ、使い慣れたインターフェースからSAPのデータを処理することを可能にします。Liquid UI for Excelを使用することで、SAP画面上でデータ操作を記録した後にExcelの公式/マクロを使用して計算を実行し、ボタンのクリックだけでデータを特定のSAPトランザクションにアップロードすることができます。 これにより、特定のSAPトランザクションからデータを抽出し、Excelで変更/分析しながらエラー処理とデータ検証を行うことができます。
Liquid UI for Excelは、データをExcelで記録し、特定のSAPトランザクションに一括アップロードすることができます。 Liquid UI for Excelを使用すると、Excelの使い慣れたインタフェースで特定のレコードまたはトランザクションからデータを抽出します。その際に、もしアップロードしたデータに誤入力があった場合は、Excel画面上でエラー表示されるためユーザはエラーの部分だけを修正し、再度アップロードすることで作業が完了します。
シナリオ: 販売員が、上位100件の得意客に対して毎受注ごとに同素材、同価格、および同出荷情報を提供するというケースがあります。この場合、サンプル画面に表示されているとおり、各ユーザがExcelを使用してデータ入力を行い、入力後にボタンを押すだけでSAPデータを大量アップロードすることができます。
利点: Liquid UIオフィスの活用により、SAPユーザはすべての顧客に対して同じ種類のデータ入力フォームを作成することができます。例えば上記のシナリオでは、SAPユーザはExcelのコピー機能を使って、すべての顧客にあてはまる素材、数量、出荷情報および販売組織情報を、迅速かつ簡単にコピーすることができます。そして、すべてのデータがExcelへ入力された後に、SAP画面上のボタンをクリックするだけでSAPへの大量データのアップロードが開始されます。この際、Liquid UIオフィスにあるエラー処理機能によってエラーが検出され、ユーザが誤ったデータをSAPに送る前に修正できるように、警告メッセージが画面に表示されます。
SAPユーザは、Liquid UIオフィスの使用により複数の財務会計トランザクションをSAPに入力することができ、またSAPの外の環境から、使い慣れたExcelスプレッドシートを使用してデータの抽出または変更が可能になります。また、上記に挙げた販売管理モジュールの例と同様、財務会計ユーザにとってもSAPデータ入力および抽出が簡単になります。
シナリオ: SAP上のデータと常に整合性が保たれる必要のある財務データが含まれるスプレッドシートを扱うケースがあります。ユーザは、このスプレッドシート上でExcelのマクロ機能を使用して任意の値を変更することができます。つぎにユーザは、該当するSAP画面上でボタンをクリックするだけでExcelからSAPへデータを再度アップロードできます。この場合も販売管理の例と同様、いかなるエラーもLiquid UIオフィスのエラー処理機能によって検出することができます。
利点: ユーザはExcelですべてのデータ操作を実行し、必要に応じて簡単な計算を行う数式やマクロを利用することもできます。そして1度のクリックでSAPにデータをアップロードできます。また、これと同じプロセスを使うことで、特定のトランザクションからデータを抽出し、指定されたスプレッドシートに置くことができます。Liquid UIオフィスは、SAPトランザクションとスプレッドシートの間で整合性を保つためのプロセスを実行します。入力されたデータ、または列名で生じるエラーは、Liquid UIフィスに組み込まれているエラー処理機能によって検出されます。